【文章術】話すように書くと、文章も書けるのか?

「文章なんて、話すように書けば書けるんじゃない?」

そう思っている人もいるのではないでしょうか。

 

子供のころ、国語先生から「話すように書けばいいのよ」と教えられた人もいるのではないでしょうか。

しかし、それは誤解です。

わたしは打ち合わせでレコーダーに録音したものを文字起しすることがあります。

とてもじゃありませんが、そのまま書いていては文章にはなりません。

 

おしゃべりというのは順番など気にせずにしゃべるものです。

どなたも経験があると思いますが、あっちこっちに話題が飛びます。

とはいえ、その場の雰囲気とか相手との共通認識があるとなんとなく伝わってしまう。

会話というのは、そういうもので、それが楽しいんですよね。

 

文章というのは相手がどんな人かわからないのに伝えるという状況が多いので、そうはいきません。

やはり文章には、順番が大切です。

文章の順番については前述いたしましたが、もう一度おさらいしておきます。

 

順番とは、「構成」です。

「はじめに何を書いて、次はなにを書いて…」と決めること。

文章を書き慣れていると、なんとなく書いていてもそれができるようになります。

ですが、慣れないうちはきちんと頭で考えなければいけません。

 

「だけど……順番なんてよくわからない」

そういう方は、まず次の方法を試してみてください。

 

「結論からまずは書く」ということ。

例えば、報告書を書くとき。

 

例1「今日は●●さんと会いました。

そして、詳細を説明して、契約が1件成立しました。」

とくに文章が間違っているわけではありません。

ですが、次と比べてどうでしょうか。

 

例2「今日の営業の結果報告をします。

今日は●●さんと会いました。

そして、詳細を説明して、契約が1件成立しました。」

 

どちらの例文の方がわかりやすいでしょうか。

例2の方が、すっと頭に入ってきませんか。

冒頭にひとこと「結論」が書いてあるだけで、より伝わりやすくなります。

美しい文章を目指す前に、わかりやすくて伝わる文章を目指しましょう。

 

文章は、自分の考えを相手に伝えるために書くものです。

「伝える」というのが一番大切だと心得ましょう。

そのためにまずは、「どの順番で書くのか」を意識してみてください。

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