【文章術】表現力があれば、伝わるのか?

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「文章には、表現力が必要だ」

そう思っていませんか?

 

確かに世の中の売れている小説は、素晴らしい表現のものばかりです。

目の前に情景が浮かんできて、小説の世界に迷い込んでしまったかのようです。

しかしそれは、プロの作家で文章を何年も何年も訓練した人だからこそできるのです。

文章の基本がないのに、いきなり彼らのような文章を目指しても、自分のものになるわけではありません。

 

それに、説明の仕方や情景、比喩表現などの描写が上手くできていれば、その文章が伝わるかというと、それは大きな誤解です。

 

実は文章には、表現力よりも重要なものがあります。

なんだと思いますか?

・文法が間違っていないことでしょうか?

・強いメッセージ性でしょうか?

もちろん、それも大切です。

ですが、もっと大切なものがあります。

 

それは、「書く順番」です。

伝わる文章と伝わらない文章の違いは、「順番」にあります。

読んでいて、「え? どういうこと?」と思う文章のほとんどは順番が間違っているといってもいいでしょう。

人間の思考には流れがあります。

文章の順番も思考に沿ってすんなりと入っていかないと、理解できないのです。

ですから、書く順番を間違えると、表現力がどんなに優れていても伝わりません。

 

順番とは、「構成」です。

「はじめに何を書いて、次はなにを書いて…」と決めること。

文章を書き慣れていると、なんとなく書いていてもそれができるようになります。

ですが、慣れないうちはきちんと頭で考えなければいけません。

 

「だけど……順番なんてよくわからない」

そういう方は、まず次の方法を試してみてください。

 

「結論からまずは書く」ということ。

例えば、報告書を書くとき。

 

例1「今日は●●さんと会いました。

そして、詳細を説明して、契約が1件成立しました。」

とくに文章が間違っているわけではありません。

ですが、次と比べてどうでしょうか。

 

例2「今日の営業の結果報告をします。

今日は●●さんと会いました。

そして、詳細を説明して、契約が1件成立しました。」

 

どちらの例文の方がわかりやすいでしょうか。

例2の方が、すっと頭に入ってきませんか。

冒頭にひとこと「結論」が書いてあるだけで、より伝わりやすくなります。

美しい文章を目指す前に、わかりやすくて伝わる文章を目指しましょう。

 

文章は、自分の考えを相手に伝えるために書くものです。

「伝える」というのが一番大切だと心得ましょう。

 

そのためにまずは、「どの順番で書くのか」を意識してみてください。

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